研究


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研究概要
固体触媒の精密設計と省エネルギー物質変換
バルク(塊)の金は化学的に不活性ですが、直径が2-5nmの非常に小さなナノ粒子になると、豊かな触媒作用を示します。当研究室では、金ナノ粒子の研究に大きな強みがあります。しかしながら、金のみに限らず、金や白金、銀などの貴金属を担持した触媒の研究を実施しています。
金ナノ粒子触媒の開発に話を戻すと、金ナノ粒子触媒では室温でCOを無害化する触媒の開発やその応用研究、反応メカニズム解明の研究を行っています。また、担体を精密設計した金シングルアトム触媒の創製を行い、先端ナノマテリアル創出を物質変換への応用を目的に研究を進めています。
また、持続可能な社会の実現に向けて、窒素循環や炭素循環に貢献する研究に取り組んでいます。
窒素循環に貢献する研究においては、物質変換の立場から省エネルギーで効率よく反応を進行させる固体触の開発を目的とし、定置用ボイラーなどの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を150℃以下の低温で無害化する触媒(NH3-SCR)の開発、悪臭や大気汚染の原因となる低濃度アンモニアを低温で無害化(NH3-SCO)する触媒の開発を行っています。
炭素循環に貢献する研究においては、CO2からメタノールに効率よく変換できる触媒の開発を行っています。